他人事とは思えない

精神疾患・処女・何となく一家離散という様々なややこし事を抱えながらも東京で逞しく日々生きてる人の日常。2019年4月から某企業で障害者雇用で働いてるけど貯金がありません。

最後の旅行 (四)

生まれて初めて四国の地を踏んだ。


これまで最接近したのが、十代の頃淡路島に行った時に道路標識の「徳島○km」を見かけた時である。


徳島というと局地的に言い触らしている事だが、
人生で一番好きだった人が縁もゆかりも無い徳島
で相手の婿養子に入った場所でお馴染みである。


そんないわくがありながらも、
以前職場の同僚が三泊四日で四国一周したと聞いてからいつか行ってみたいと漠然と思っていた。





人がいない



駅を出てすぐ辺りを見渡しても誰もいない。



確かに平日ではあるが、これほどまでに人が歩いて
いないものか。


JR高松駅から琴電高松築港駅に向かう数分の間、オフィスビル群が建っている間を歩いたが車もまばらで不安を覚えるぐらいほぼ誰も歩いていない。

今は分からないが裏原宿系ブームだった2000年代初頭、当時BEAMSが四国四県で唯一あるのが高松だったと記憶していたので、面積が小さいながらも栄えているイメージがあったのだ。


そういえば、以前名古屋に行った時もそうだった。

名駅周辺と市営地下鉄の車内には人がいるが、
駅に降りると人が一気に少なくなる。

特に栄に関しては「栄」の名に反して栄えていない。
唯一大須に人が沢山いたが。
(狭い道に人が密集していて寝不足だった事もあって具合が悪くなり、名古屋在住の友人と案内してもらっている途中に解散した記憶がある。


首都圏にいかに人口が集中しているか体感してみると改めて理解出来る。


まぁつらつらと書き列ねてしまったが、シンプルに人が少ない方がよいので、街全体の閑散とした雰囲気は一抹の寂しさを感じながらも基本的には快適である。



さて、高松琴平電鉄通称ことでんに乗る。

高松の情報を教えて貰った友人から
ことでん温泉乗車入浴券」なるさらなるお得情報を得る事が出来た。

運賃+入浴料+仏生山温泉オリジナルタオル+うちわ(うちわが切符が印字されている)で1000円と、
入浴料600円と往復の運賃で元が取れている最高の
企画切符。
自分自身にお土産を買う事が少ないので、
うちわとタオルが良いお土産となった。



お得感に浸りつつ先を急ぐ事なくことでんに乗り込んだ。



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